検索力ってどうよ?

2. 検索は気軽になった(予稿第2章)

インターネットの検索サービスは日に日に充実し、据え置きのコンピューターはもちろん、携帯や店頭設置の端末でも「検索する」という行為が普通に行われています。検索の日常化によって、私たちは毎日の生活のちょっとした確認を、したい時にすぐに行えるようになりました。それは、電車の乗り換えや天気予報のような実用的な情報に限りません。「今さっきのCMに出てた女優さんは誰だろう」といった、これまでは何で調べれば良いかわからなかったことも、検索することで(とりあえず)解決したりします。

ところで学校教育では、昔から「調べ学習」が行われてきました。その舞台は長く図書館でしたが、インターネットも登場直後から積極的に利用されてきました。情報量が膨大なものになってきている今、インターネットは図書館と肩を並べる情報リソースと言えるでしょう。

ただ、毎日の生活を振り返ると、図書館に足を運んで調べるようなことは、仕事などを除けばあまりないように思います。「研究手段としての調べもの」のテクニックも重要ですが、日常よくする「気軽な調べもの」としてのインターネット利用のスキルも、もっと注目されてよいはずです。が、今の情報教育において、その教育実践はあまり目立っていないように感じます。

こう書きますと、研究に使える検索スキルがあれば大丈夫、旧来の調べ学習の実践で全てカバーできる、と思われる方もいるかもしれません。カジュアルな検索スキルぐらい使ってれば自然に育つよ、と言う人もいるかもしれません。でも本当にそうなのでしょうか。

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