検索力ってどうよ?

3. 正解のない検索(予稿第3章)

インターネットでの気軽な検索が図書館の調べものと違う点はいくつかあります。例えば「正解がない問いを調べる」ということがあります。例えば、先日発売されたiPodの評判、昨日のサッカーの試合内容に対する見解、いま流行っている話題の調査などはどうでしょう。あなたならどうやって調べますか。

検索サービスを使うと大量にリストアップされる情報。そのひとつひとつの正確さや適切さは様々で、同じ内容であっても表現の仕方で印象は大きく異なります。情報をどう比較し取捨選択し行動するかに、単純な正解はありません。自分が何を求めるかによって、ひとつひとつの行為の適切さは変わってきます。

旧来の調べ学習では、たいてい正解が決まっています。教師の求める検索結果があるとすれば、それが正解です。その場合教師は、学習者が誤った情報を正しいと思い込まないように、調べるサイトを指定したり、特定のディレクトリサービスを使って検索させたり、他の資料を提示したりするかもしれません。教師の評価する結果を得ることが学習者の目標であり、それはフィルタをかけられ道筋をつけられた活動であると考えられます。

日常の気軽な検索には、そうした教師による(ある意味便利な)フィルタリングはありません。情報を得るためのスキルはもちろんですが、玉石混淆の情報を取捨選択するスキルも必要です。誰もその場でアドバイスはくれません。そんな時に必要なメディアリテラシーは、旧来の調べ学習だけで身につくと言えるでしょうか。

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