インターネットの技術発展とともに、ホームページの表現力や機能もまた急速に進化しています。それは何も商業サイトに限った話ではなく、個人の運営する普通のホームページにもあてはまります。
大きな変化のひとつが「段組み・カラム」です。段組みとカラムは同じ意味で使われます。段組みとは書籍編集の分野の専門用語です。「@nifty:デジタル用語辞典:段組み」にあるように、文章をいくつかのブロック(段)に分けて読みやすくする、その方法を段組みと言います。
ホームページでは、本文自体を段組みにするのではなく、本文とその他の要素(左右のナビゲーションメニューや記事タイトル一覧)とを1ページに配置するためにブロックに分ける、ということがよく行われます。例えばこのサイトは、左にナビゲーション項目、右に本文という分け方をしていますね。このレイアウトを指して2段組と言います。
最近はこの「段組み」という言葉の代わりに「カラム」という言い方もします。意味は同じで、2カラム、3カラムというふうに使います。「Edu*Webは2カラムレイアウトだ」などと言ったります。今後はこちらが主流になっていくでしょう。
インターネットが始まったころの個人サイトは、圧倒的に1カラム、つまりブロックで区切らずに文章をだーっと並べるレイアウトでした。メニューも本文の前や後に置きました。左寄せ、あるいは真ん中揃えのレイアウトです。
その後、フレームを使ったナビゲーションが流行りだします。左側のメニューは固定され、右側のコンテンツ(本文などサイトの中身の部分)が書き変わっていくというスタイルです。1カラムのレイアウトではページが縦に長くなった場合、ページを上下にスクロールさせないとナビゲーション項目を表示させられない、といった操作の不便さがありました。フレームを使ったレイアウトはメニューが固定されているという点で使いやすく、これが流行の原因だったのかもしれません。
参考に、同じサイトでフレームなし(1カラム)とフレームありのサイトを挙げておきます。ちょっと比べてみてください。
どうして同じサイトをフレームの有無で2つも作るのか、という疑問を持たれた方もいるかもしれません。これは、古いブラウザ(Internet Explorerなどホームページを表示するためのソフト)がフレームという表示形式(正しくはフレームを表示するHTMLのタグ)に対応していない、という問題に対する対策です。つまり、フレームだけのホームページでは困る閲覧者がいるということです。他にも様々な問題点が指摘されていて、プロのウェブ制作者の間ではフレームの使用は避ける傾向があります。この点について詳しく知りたい方は、以下のサイトなどが参考になります。
フレームは訪問者にとって本当に優しいの? | 訪問者に優しいWebサイト作り
やがて、フレームに取って代わるように、別のやり方で2カラムのレイアウトを行うホームページが増えていきます。テーブルレイアウトと呼ばれるものですが、この続きは次回に。
個人サイトの「かたち」の変遷 | 2005-07-16
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