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情報教育 再考(2)

まずは教育目的をどう設定するかです。学習指導要領や教科書はもちろんですが、公立や私立といったベースに加え、普通科や国際科や工業科といった学科、学校独自の理念など、教育目的を決定する要因はさまざまです。また教師自身の授業観、学習観、教師観、学習者観によっても実現される授業の形は大きく変わってくるはずです。
私は地元の普通の小中学校を出て、公立の普通科高校を卒業しました。コンピューターに本格的に触ったのは大学1年のときの情報処理の授業で、その年の秋にコンピューターを購入し使ってきました。文系学科なので、情報処理の授業といっても大したものではなく、NEXT(当時の大学の共有コンピューター)の簡単な操作方法のレクチャーぐらいで半年で終わりました。また一般教養はもちろん専門の授業でもコンピューターの使用スキルを求められることはほとんどなく、レポート作成のためにワープロソフトを使う程度です。あとはインターネットで文献検索を行うぐらいでしょうか。今でこそ、ウェブ制作というコンピューターを扱う仕事をしていますが、これは自宅のコンピューターを趣味として使ってきた結果であり、スキルの習得も特に誰かに教えてもらったわけではなく、雑誌などを読んで適当に好きなものだけ楽しく学んだという感じです。

私はいま小中高の現場にいるわけではないので、私自身のこうした経験の範囲でケースを設定し、現在と将来の社会像を自分なりに想定し、私の教育者としての教育観をふまえて情報教育の目的を決めます。

まず、小中高と一般の公立普通科の学校を出て、特にコンピューターに特化した職業には就かない、という人生のコースを想定します。高度情報化社会に生きるうえで最低限の知識を有し、ネット犯罪などから自分の身をある程度自力で守れる人、情報機器の操作や仕組みの理解はエキスパートではないが、情報機器に使われることなく主体的に選択し用いることができる人。そのような人を育成するのが情報教育の目的である、というように定めます。ついでに私のコンピューター観をあわせて書いておくと、コンピューターは道具であり、きちんとつきあっていけば自分の可能性を広げてくれる楽しいもの、というのがあります。これも教育観に反映されているといえます。

もちろん、これは私なりの考えであって、絶対的な解などではありません。この後の私の提案を理解してもらえるよう、指針として示すものです。

では、情報の授業で扱われるようなスキルや知識を大まかに分類してみましょう。

1.情報機器の扱いに慣れる
2.情報機器を活用するための基礎スキルを身につける
3.教育を豊かにするための情報機器を利用する
4.情報化社会での前提となる基礎知識を学ぶ

思いつくままざっとあげたので、足りない項目もあるかもしれませんが、ここでは以上のようなものを検証していくことにします。

【転載】情報教育 再考 | 2005-07-22

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