コメントにしてもトラックバックにしても、対象となるサイトに閲覧者あるいは他のブログ運営者(ブロガーともいいます)が意見の痕跡を直接残せる、という要素を持っています。コメントは記事の下に並びますし、トラックバックは目だつ形で自サイトへのリンクと記事の概要を見せることができます。
(もちろんブログの運営者が、レイアウトを変えて小さく扱ったり、コメントやトラックバックを削除したり、コメントやトラックバックの機能の使用自体を停止したりすることはできますが、それをする人は少数でしょう。ここでは、あくまでブログがブログらしく振る舞う場合を指して述べていきます。)
ブログは掲示板と違い、個人の見解(主張)を記事ごとに形にするものです。各記事に対してコメントやトラックバックがつきますから、意見に対する意見、という形は鮮明になります。掲示板が発言の場として機能しているのと違って、ブログは意見を表明する者としての個人が際立ちます。面白いことや有益な情報を書き続けているブログは評価され、つまらないことやいいかげんなことばかり書いているブログは悪い評価をされるでしょう。それは普通のサイトと同じですが、ブログはパーソナルな感じ、書き手個人の存在がより浮き立ちます。面白いブログ=面白いヤツ、いいかげんなブログ=いいかげんなヤツ、というように。ブログ上の発言は、ネット上の個としての自分の発言、ととられることが多いのです。そしてその発言は、掲示板のような守られた場の中(あるいはメンバー間)だけのものではなく、全てのユーザーに向けられたものと解釈される可能性が高いのです。
ブログを作るということは、ネット上のコミュニケーションに発言の窓口を開くということであり、不特定多数の人からの意見をいったん受け入れることでもあります。これまでの個人サイトと違い、意見交換によるコミュニケーションを前提としたのがブログです。全然知らない人から反応があった、というのがブログの面白さでもあり、逆に気をつけなければならない点でもあります。自分の書く記事内容や、コメント等へのリアクションに、自分なりの責任意識を持つことも大切でしょう。ネットのコミュニケーションは、ブログで一歩深い位置に入り込んだと言えるのではないでしょうか。
ホームページの「いま」ーブログ分析 | 2005-08-13
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