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e-LearningよりLearning 2.0

e-Learningという言葉が好きではありません。デジタルメディアやインターネットを使えばそれすなわちe-Learningである。決して少なくない数の事例が、そんなレベルの話にとどまっているような気がして、教育的な興味をそそられないからです。

効率的な一斉教育とか、遠隔地教育とか、確かにデジタルやネットを使うことで実現できる素晴らしい教育はたくさんあります。その価値は否定されるべきものではないですよ。でも私が教育的興味をそそられないのは、その多くが「旧来の教室の一斉授業をパッケージにして配布するもの」にとどまっていて、あまりに多くの教育者がそのことに無自覚なままだと感じるからです。

ネットのおかげで思い立った時すぐに何でも調べるようになった、という生活の変化を、私はとても大きなものだと思っています。今テレビに出てる人って誰?そういえばアレってどういう意味だっけ?みたいな、すぐに流してしまいそうな些細なこと。ちょっとGoogleに聞けば(それが正しいかどうかは別にして)たいていのことは答えてくれます。

すぐに調べられるということは、覚えておく必要性も減るし、頑張って覚えることの価値も下がることにもなります。もちろん全てのことがそうであるとは思いませんが、それは知識を詰め込むことが正しいとされてきた旧来の教育観を変える、大きな変化なのだと思うのです。

覚えることよりも大切なこと。その別の価値を捉え、新しい可能性を見いだし、それを教育実践の柱としていくこと。私はそこに教育の面白さを感じますし、デジタルやネットはその特性から、教育の強力なツールとなると思っています。e-Learningが指すもののひとつに、それがあってもいいと思うのですが、現実はそうなっていません。

e-Learningの多くは本質的には「Learning1.0」なのだと思います。だから2.0の可能性をもっと積極的に探求してほしい。軽薄な言葉になってしまったe-Learningではなく、私は「Learning 2.0」を標榜します。

その他未整理の話題 | 2008-02-10

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