コンピューターとマジにつきあう日々。
2007.09.05 1:05 am
「評論家になんてなるんじゃねぇぞ。 (Junnama Online (Mirror))」を読んで、モヤモヤっとしてたことが言語化できるようになったので書いてみます。
あとね、水○庁のサイトがどうとか、イケてないからデザインしちゃえ! とかIA的に考えると…とか考えて実際に企画しちゃう感覚ね。
っていうのは(伏せてるのに申し訳ないですけど)このセッションのことを指してるんでしょう。私が見ていて一番気になったのは、「サイトを変える」という作業には何より「理解」が必要だということですね。今はっきり整理できました。ここでいう理解というのは、目的とか意図とか事情とか制約とか、そういったものを深く知るということです。
お二人とも作業の過程で「運営側がどんな考えでこういう構成にしているのか、どういう思いを持っているのかを読み取る」みたいなことをちらっと言っていたのですね。でも、それを読み取るには時間も素材も足りなさすぎで、結局アバウトな推測になってしまう。後でデザインの説明をする時も「こう解釈したのでこうしました」みたいな言い方でしたから、やっぱり理解がデザインの根幹だと思うんです。その理解がいい加減な状況を承知の上でデザインの善し悪しを判定するということ自体、どうなのかというのはあります。
私もひとりのユーザーとして、官公庁のサイトは使いにくいと思うことは多々あります。でもそれをデザインし直すとなったら、愛ある理解が不可欠なんだと私は思います。話を聞いていろんな制約を理解したうえで、いろんな方面へのバランスを取りながら、サイトが少しでもプラスに変わってほしいなぁという愛を持って提案する。格好つけすぎですか。でも愛がないとやれない仕事なんじゃないかと思いますよ、極端に言えば。
だから、まぁ意地悪な読み方かもしれないですけど、「自治体サイトWebアクセシビリティ調査2007を終えて/アクセシビリティコラム|ユニバーサルワークス」の書き出しの以下の文章には、ちょっと違和感も感じるわけです。
ほとんど力技で毎年公開している『自治体サイトWebアクセシビリティ調査』。力技もモチベーションが続かなければ発揮できないわけで、私は勝手な思い込みを元にこの調査を続けている。
たとえば、自治体サイト(都道府県・政令市レベル)のトップページにALT属性を付けることの徹底、不要なフレームの排除などをさせたのはこの私だ?!というように・・・。
気持ちは分かるんですけど、建前で書いてほしかったと言うか。理想論だって言われそうですけど、技術的な評価項目をクリアさせるように指導するのが真の目的ではないでしょう。なぜそれが評価対象になるのかを理解してもらったうえで、諸事情・制約踏まえたうえでベストを尽くしてもらうことが大切というか。「オラオラ、何回も言ってんだからいい加減守れよ」ってなったら、本質的な理解が伴わないうわべの対応になってしまうのではないかと。
時に結果を優先するのが大切というのもよくわかりますし、別に悪いこと書いてるわけでもないんですけど。それに、それレトリックだよって言われそう。でも何となく、気になるのです。
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