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モリサワは啓蒙活動をしたらいいんじゃないか

2007.09.09 10:29 pm

Mac Fan10月号の誌面記事によれば、7月下旬にモリサワが「文字組版の教室」というセミナーを開催したそうです。内容は自社製品の宣伝ではなく、組版のノウハウの解説だったとのこと。そうなんですよ、これなんですよ。

8月のPCカンファレンスに(初めて)モリサワが出店していたので、フォントについて思うことをいろいろ話してきたんです(迷惑w)。思うことというのは、フォント(書体)についての美意識がない人が多すぎるのは良くないんじゃないかなぁということ。

私がWebデザインの仕事を始めていちばん驚いたのが、デザイナーと呼ばれる人たちの文字に対する美意識の少なさでした。確かにWebは画像化しないかぎりディフォルトフォントしか使えないメディアですが、それでも見出しとかを画像で作るケースはあるわけです。そこで、汚いおまけフォントを字詰めもしないで適当に使って「なんでこんな書体なの?」って聞いても「え〜特に意味ないですけど変ですか」とか。

かくいう私もタイポグラフィにすごく凝ってるとかでは全くなく、書体の勉強は本格的にしないといけないなぁと思いつつ後回しにしてしまったりしています。でも、こんな私でも一見して「え〜」って思うものをよく目にするんです。全然気にしてないのかなぁというものを。Windowsを使って制作してると、汚いスクリーンフォントに慣れちゃうものなんでしょうか。

とある大学の先生が「Windowsにバンドルされてる書体の質があまりに低いから、あり得ない書体の印刷物が氾濫することになってしまったんだ」と嘆いてましたが、確かにヒラギノとかだったら、もう少し使う側の美意識もすり減らされずに済んだかなぁという気はします。私がWindowsで制作しないのも、やっぱりあのスクリーンフォントの汚さが大きいですね。

1書体数万円という価格設定を、多くの人は高いと思っているでしょう。でもモリサワの担当の方の話では、1書体作るのに数年かかるんですって。そりゃ高くなりますよね。だから課題は値段ではなく、書体に対する理解の向上、良いフォントは相応の価値があるんだということの利用者への浸透、なんではないかと。

私は、例えば日本語書体の美しさや魅力を伝えるような活動をしてほしい、何かとタイアップしたり本を出したりするのはどうか、とモリサワに伝えたのでした。少なくともデザイナーが価値を分かっていないような状況では、事業を伸ばしていくことは難しいのではないかと思うからです。

私の迷惑な要望の前に、すでにセミナーは開催されていたようです。思いが通じたというわけではありませんが、今後も様々な形で啓蒙活動を続けてほしいですね。頑張れモリサワ!

追伸:PCCに出店されたモリサワ担当の方、長時間グダグダしゃべってすみません。販促グッズのドロップありがとうございました。モリサワパスポートの導入は今もって検討中ですが、応援してます。

category: 社会, Web業界

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