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コンピューターとマジにつきあう日々。

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Client 2.0はビジネスの手段ではないんです

2007.11.05 4:09 pm

CSS Nite in Osaka, Vol.7 のセッションでのアンケートの回答の中に、情報教育に関する言及がありまして「おお」とか思ったのですが、それはこんな感じでした。

小中高の情報教育では残念ながらWebは一部分であり、Webディレクションの必要性、可能性は弱い。できれば商用の大サイトやeコマース等の実務でのディレクションが聞きたかった。ポイントがぼけていた。

大規模な商用サイトやeコマースサイトの構築って、あんまりやったことがないんですよね。だからそのへんの話はしたくでもできなくて、それこそ、私がこの前の週にお会いしたミキチョクシさんや森田雄さんに、お聞きできればいいスケールの話かもしれません。あとは雑誌の特集記事とか。そのあたりは期待と違っていて申し訳なかったです。

で、情報教育ですが、実はこちらも学校現場で教師をやっているわけではないので、Web関連が情報教育でどの程度のウェイトなのかはっきりわからないんですね。月に1度研究会に出席して、現場の教師の話を聞いたりはしてるんですが。

Webが一部分なら大部分はどんな教育なのか、コメントされた方は詳しい感じなのでぜひお話を聞きたかったのですが、アプリケーションの操作教育が主たる内容なのかなぁと思っています。Ofiiceアプリケーションとかね。私は情報教育に絡みはじめた当初からその流れには疑問を持っていて、というかオペレーション偏重な教育は違うぞ!という思いがあったので情報教育に関わるようになったんですね(そこらへんの私のポリシーはEdu*Webという個人サイトでいっぱい書いてるので、ご興味のある方はそちらを見てください)。

私が情報教育と関わるスタンスは、教育業界にe-Learning教材を売ることが主眼なのではありません。そりゃ自分の手がけたプロフダクトで収入があればいいですけど、市場という発想は私個人の中では大きくありません。情報教育はどうあるべきかや、ITと教育の関わりをどうデザインすべきかを、私なりに考えて提案したいという、あくまで「教育者」のスタンスなんですね。

今後ますます日常とWebがクロスする時代に、Webに無知でも問題ないと私は考えていません。Wordは使えなくても、Webで身を守る術は身に付けるべきだと思っています。特に、このブログをお読みのみなさんは、一般人よりWebに詳しい人たちが多いでしょうから、その力の大きさを実感するところがあるはずです。良い面も良くない面もね。

でも、情報教育に携わる人たちみんなが、私たちのようにWebに詳しいわけではありません。誤解していたり、軽んじていたりしている人も数多いというのが、これまで学会等に参加した私の実感です。だから、Webの制作側の人も現場に関わって、いろんなことを伝え協力してほしい。

だから、私は今の表面上の需要から必要性や可能性を議論する気はまったくなくて、単に教育的信念からアプローチしてるだけなんですね。ただ、いくら教育的に必要でも、理解ある人だけがボランティアで関わるような形では厳しいと思っていて、そのために自分が何かをなすことができた後は、ビジネスとして成立するような形にしていきたいなと思っています。

私の中でClient 2.0というのは「ビジネスを成立させる手段」ではなくて、単純に私が思う「あるべき世界の提案」なんです。こう書くと大仰ですが、自分の好きな世界に住みたい、まぁそれだけなんです。

category: 社会

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