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コンピューターとマジにつきあう日々。

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デザインの社会的貢献度

2008.04.02 11:23 pm

久しぶりに心にヒットした、Web制作に関する言及。

MarkupDancing|sIFRは日本で流行らなくてよかったのである

勤め人のデザイナーであれ派遣社員であれフリーランサーであれ、ともかく自分で企画立案やプラットフォーム(レンタルサーバなど)の選択 からウェブサイトの構築をはじめ、少なくとも数年は不特定多数のユーザとやりとりが発生するような(商用であろうとなかろうと)ウェブサイトを運用した経験があるデザイナーは、実はほんの一握りしかいません。おおよその経験から言うと、日本でウェブ制作に携わっている人のうち、1,000 人に 1 人くらいしかいないと言えます。つまり、殆どのウェブ制作会社はウェブサイトがどうやって長期的に成功するのか、知らないのです。自分たちで試行錯誤すら、やったこともないのですから。

Webが果たすべき社会的な役割が大きくなることで、その作り手であるWebデザイナーの責任も大きくなりました。それなのに「デザイン=ビジュアルの表層的な細工」だと考えるデザイナー、自分にとってのデザインという行為をしっかりと考えることがないデザイナーが、依然として多いことが問題だと私は思っています。そしてそのことは繰り返しブログでも書いてきました。

私は制作会社に所属したことがない人間で、HTMLやCSSを書きPhotoshopも使うだけでなく、事業のプランニングやITアドバイザー(他にいい言い方ないかなぁ)、情報教育っぽい講師の仕事もしています。もともと見映えのこだわりからデザイナーを志したわけではないことも関係しているのでしょうが、こういう「Webデザイナーっぽくない仕事の仕方」も自分の役割なんだろうなと納得してやっています。

そんななか、もう5年以上そばで見ている企業がありまして、その企業の1つの事業は私が中心人物となってプランニングし3年目を迎えました。その仕事を手がけて思うのは、サイトを作るだけでなくその前後を含めて長期的に取り組むことは、ものすごく得るものが大きいということです。

諸条件の中で企画を通し、目的に合ったものを作ろうと努力し、少しでも世に認知されるように働きかけ、問い合わせやトラブルに対応し、次の一手、次の一手を考え続けサイクルを繰り返すこと。なかなか休めず大変な仕事。モチベーションも上がったり下がったりします。そして何より、うまくいかせることの難しさを実感します。

制作会社として仕事をうまく回すことを優先するなら、手離れの良い仕事を請けることは大切だと思います。注目を集めるサイトを次々と打ち出すことは、それはそれでクリエイティブな仕事です。でも今の私は、1つの組織や事業に継続的に関わっていく仕事の仕方に、自分なりの責任意識と魅力を感じ始めています。

Webが社会インフラとして機能する世の中というのは、Webのあり方が社会生活に大きく影響する世の中ということでもあります。ならば、Webはどうあるべきか、Webの世界を作る立場にいる私たちはどうあるべきか、それを真剣に考えることは、あえて強い言い方をすると、社会に生きる者としての義務なのではないかと思います。

ああ、またそんな大仰なこと書いて、とか言われそうですね。よく「素人はデザインがわかっていない」などという言葉を聞くじゃないですか。でもいったい何割のデザイナーが、それを堂々と言えるほど「デザインをわかっている」のだろうかと思います。わかっていると言えるほど考えているのだろうか、と。

category: 社会, Web業界

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